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  • ダブルダッチの人にもFISAC世界選手権をもっと知ってほしい件

    ダブルダッチの人にもFISAC世界選手権をもっと知ってほしい件

    古くからの縄跳び仲間がとても興味深い記事を書いていた。

    学生ダブルダッチャーに伝えたいこと|前進&Enjoy!!!!!

    ブログを書いているのは知る人ぞ知るYoshitakaさん。
    初めて会ったのは…高校の時ですね。
    2004と2006の世界選手権ではとーーてもお世話になった人。

    Yoshitakaさんの記事で紹介されているのは「世界選手権」の種類について。
    個人的にここは触れてはいけない部分なのかと思っていた。
    Yoshitakaさんのブログにもある通り、世界選手権と銘打っている大会は数多くある。
    けど、本当に世界なの?って大会も少なからずある。

    今回はダブルダッチャーにあまり知られていないFISACの世界選手権について紹介しようと思う。

    まずは概要を紹介

    FISACは日本語訳すると世界ロープスキッピング連盟のこと。ロープスキッピングというのは…ようは縄跳び。
    英語名だとIRSFという名称も使うんだけど、フランス語の頭文字で最近はFISACに統一されたっぽい。

    んでもってこのFISACが開催するのが世界ロープスキッピング選手権大会。
    正式名称World Rope Skipping Championship。
    2年に1度のペースで開催されており、時期は7月下旬〜8月上旬。
    2014年で10回目を数える歴史ある大会である。

    そしてこのFISACには大きく分けて3種類の競技・種目・部門がある。

    まずは競技だと「単縄個人戦」「単縄団体戦」「ダブルダッチ」の3種類。
    単縄の団体戦というと日本にはあまり馴染みがないけど、2人や4人でシンクロさせて単縄を跳ぶ。
    個人戦とダブルダッチはお馴染みの感じということで。

    次に種目。個人戦は計測種目2つとフリースタイル1つ、団体戦は計測種目1つにフリースタイル2つだ。
    ダブルダッチの場合は「スピードリレー」という種目で45秒ずつ4人が順番に跳び、3分間の合計回数で競う。
    フリースタイルは3人でやる「シングルフリースタイル」と4人でやる「ペアフリースタイル」の2つ。

    最後にカテゴリーは「男子」「女子」「混合」の3種類。
    2012年のCracker Jackは男子部門で、Yoshitakaさんは混合部門で優勝している。
    一時期は女子が強いこともあったけど、それは当時女性選手が多かったから。
    ここ最近はアジアを中心に男子が激増して競技力はどこも互角である。

    同時開催で3つの大会がある

    世界選手権と銘打って行うFISACだが、実を言うと3つの大会が同時開催される。

    World Championships

    いわゆる世界選手権。この大会は15歳以上が出場できる最高峰の大会だ。
    出場できるのは本当にトップの選手だけで、熾烈なトップ争いが行われている。
    先に紹介したYoshitakaさん、そしてCracker Jackはこの大会に出場して優勝している。

    World Youth Tournament

    14歳以下を対象に開催される世界選手権。ジュニア世界選手権といったところ。
    先に挙げたWorld Championshipsには15歳以上しか出場できないので、次世代のトップが多く出場する。
    競技レベルはWorld Championshipsと引けを取らないほど高く、世界の競技層の厚さがわかる。

    International Open Tournament(IOT)

    この大会は同時開催の国際大会で、いわゆる世界選手権ではない。
    もともと先に紹介した事情でジュニア向けの世界選手権を、という目的で作られた大会だった。
    しかし後にWorld Youth Tournamentという大会ができて、今は同時開催の国際大会になっている。

    どんな大会か??

    単縄はほぼ日本と同じルールでやっているので今回は省略。
    ダブルダッチに関しては随分日本の大会と様子が違う。

    まずスピード。
    この大会のスピードのレベルはまず間違いなく世界トップ。
    参考までに現在開催中の香港世界選手権、World Youth Tournamentの結果速報を見てみよう。

    Female WYT2014
    Open WYT2014
    Male WYT2014

    (※)参照元:FISAC-IRSF l FISAC Website
    (※)それぞれDD Speedという項目を参照

    では1位チームのスピードの回数を見てみよう。
    女子は中国チームが553回、混合は韓国チームが529回、男子は香港チームが552回。

    仮に3分間で550回跳ぶとしよう。30秒では92回跳べば3分で552回だ。
    45秒ずつ人を入れ替えていく事を考えると、30秒で93-95ぐらいのペースになるだろう。
    このスピードが早いと感じるか、そうでもないと感じるか。
    ちなみに全て14歳以下のジュニアの記録である。

    次にフリースタイル。
    実は自分もルールを把握しきれていないので現在勉強中。ザックリ言えば「縄の中で何が出来るか」かな。
    詳しくは、JRSFが発行している第9回大会のルール和訳をご参照。。。
    今もマイナーチェンジはあるけど基本的には同じ。

    9WCの和訳資料公開 | 日本ロープスキッピング連盟(JRSF)

    2007年のルール改編以降、より細かい難易度や要求が課されるようになった。
    より詳細に技の1つ1つを採点してくので、聞いた話だと演技を作るのも難しいと言う。

    まとめ

    131 of 365 - Jump Rope

    Yoshitakaさんも指摘しているように、世界選手権と名の付く大会はいくつもある。
    ついこの前のWorld Jump RopeもそうだしNDDLやADDLも世界選手権と言うのは良いと思う。

    ただ1つ言えることは、FISACで本気で優勝しようと思ったら1〜2年じゃ厳しい。
    スピードも年々レベルが上ってるしフリースタイルの演技もルールが違う。
    何より出場選手数が他の世界選手権に比べて多いので競争は激しい。

    フリースタイルだけに出場して優勝するのも1つ、
    スピードだけ極めて優勝するのも1つ、
    どれも世界チャンピオンと言えるだろう。

    ただ、過去FISACで総合優勝したチームはカプリオールとCracker Jackのたった2チームである。
    単縄に関して言えば過去に誰一人優勝をした選手はいない。

    ぜひダブルダッチャーの皆さんの選択肢の1つに、
    FISAC世界選手権での優勝が入ってくれることを願いたい。

  • 上手な人の落とし穴。技術が高いだけは「透明人間」と同じである。

    上手な人の落とし穴。技術が高いだけは「透明人間」と同じである。

    自分はこれまで「美しい技術」を目指してきた。
    淀みのない縄の回旋、そして最大限まで効率化された動き。

    トップレベルの選手が繰り出す洗練された動きには、ある種の美しさが伴う。
    同じように、縄跳びでも動きの美しさを求め目指してきた。

    しかし・・・洗練された動きには落とし穴があることに気付かされた。

    自動化された動きはどう見えるのか

    Gear up!

    動きには熟練の段階がある。縄跳びも同じだ。
    たとえば2重とび。
    いつでも出来るのか、どの長さでも、どんな縄でも出来るかと言った具合に熟練度が変化する。
    (※)ちなみに最上級者は70cmほどのスポーツタオルでも2重とびができる。

    熟練度が上がれば負担が軽減される。この辺のことは俺の考える技術論 「タテ」と「ヨコ」の技術の記事でまとめた。ヨコの技術が伸びれば意識負荷が軽減されてプラズαで何かができるよ!って話だ。

    個人的にこのプラスαにキャラクターだったりエナジーを込めてステージに立つようにしている。縄跳び関係者が見ると「結構簡単な技しかやらないんだ」という印象かもしれない。その通りで実際にステージでやっている技は世界トップレベルの技ではない。

    だからといって技術の研鑽をしていない、という事ではない。
    どうすれば意識不可を減らせるか、より効率化・最適化された動きの模索は続けている。

    この点に関してだけは世界で一番気を使っている自信がある。

    ★★

    しかし、だ。
    自動化され、効率化され、最適化された動きが必ずしもショーに適しているとは限らない。

    先日、年間の業務査定を行うEvaluationというミーティングがあった。
    毎年この時期に年間の仕事具合を評価されるのだけど、その中で毎年言われるのことがある。

    Shoichiはもっと出来るはずだ。

    毎年言われてるので頑張ってきたが、今年も案の定同じことを。
    さすがに5年目になるこの質問の意図を初めて確認してみた。

    ディレクター曰く、

    「Shoichiが跳んでいる姿は美しいし技術が高いのも認める。」
    「でも簡単に見え過ぎてしまう」
    「もっと難しい事がShoichiなら出来ると思うから、この評価をしている」

    とのこと。

    正直この発想は今までなかった。
    技術を磨くことが反対に技を簡単そうに見せるるというマイナスに働く場合があるのだ。

    5年目の気付き

    Surprise!!!

    このディレクターの評価に対し、これまで馬鹿正直に難しい技の練習をしなきゃ!と考えていた。
    しかしそういうことじゃない。
    ディレクターが求めているのは単に上手なだけの演技の脱却だったのだ。

    言われてみると思い当たるフシは何個もある。
    たとえば3重とびと4重とびをショーでやっている場面。できるだけ上半身を崩さずに直立姿勢を保ち、縄跳びの軌道を意識してかつジャンプ中の浮遊感を・・・なんて考えながらいつも跳んでいた。確かにこのやり方は難しいし、自分の中で美しく見えると価値を置いていた跳び方だった。しかしこの価値観がステージで求められるかは別問題だ。

    一度ディレクターの言っていた視点から自分の演技を見てみる。
    そっか・・・言うとおりでスゲー簡単そうにやってるし引っかかる気がしない。
    百歩譲ってミスがないのは良いかもしれない。
    だが簡単そうに見える。誰にでもできるんじゃないかとすら思える。

    実際に難しかどうかが問題なんじゃない。ステージで跳んでいる姿が客席からどう見えるか?が問題なのだ。
    極端に言えばメチャメチャ上手な4重とびよりも、いい感じに見える前とびの方がステージに向いている。
    基準はアーティストの満足ではなく、あくまで客席から見たらどう見えるか?が大切なのだ。

    一体誰が簡単なことばかりをやるステージを見たいだろうか?
    これは難しい技です!!て叫びながら跳ぶワケにも行かないし。

    ★★

    先日、シルクドソレイユの中で5年間追い続けた『夢』を諦めることにしたという記事の中に縄跳びアーティストとしての価値を上げるという目標を書いた。
    書いた時は漠然としていたけど今回のディレクターの言葉が1つのヒントになりそうだ。

    身体が柔らかいだけのダンサー、
    音を外さないだけの歌手、
    上手に縄を回すだけの縄跳びアーティスト。

    これがまさに「今」の粕尾将一である。

    上手なだけじゃない縄跳び。
    ヨコの技術ので得た余裕の部分に何を加えられるか。

    目指す方向性が少しだけ見えた気がする。

  • 自由なだけが最善じゃない。制限があるから工夫して面白くなる。

    自由なだけが最善じゃない。制限があるから工夫して面白くなる。

    いま、個人的に注目しているダブルダッチの大会がある。

    これはダブルダッチ界初の1on1バトルイベントだという。
    映像の通り1vs1で縄の中に入り、バトル形式で勝敗を付けるのだ。

    ダブルダッチといえばチームワークで演技をする。
    もちろん息のあったチームの演技は大好きだけど、こうして「個」に着目するのは興味深い。
    World Jump Ropeに来ていたAkiが教えてくれたフリーロープってのがこれなのかな。

    チームとして上手なのはもちろん大切だけど、1人のダブルダッチマンとして何で勝負できるのか。
    個のスキルをどうやってアピールするのか。

    今後の発展が楽しみだ。

    ○○禁止の大会ってどう??

    あえて制限を付ける大会ってのは面白いと思う。
    先に例で上げた1on1バトルも例の1つ。
    制限があるとなんとかその中で頑張ろうって知恵を働かせる。

    んでもって考えたんだけど、
    たとえばアクロバット一切禁止の大会なんてどうだろうか?

    もうアクロバットと思わしきは全て禁止。
    宙返りやバク転はもちろん、ドンキーとかプッシュとか、床に腕を付けるのは全て禁止。
    トビバコは、うーん・・・ギリギリセーフか?

    ダブルダッチの重要な要素にアクロバットがあるのは凄いよく分かる。
    縄の中であんなことが出来るんだーって、いつも感動する。
    でもそれをあえてっ!!全て無くしてみたらどうだろう。
    もう「アクロバットが出来ないから勝てない」なんて言い訳は効かない。

    アクロバットが無い状況で、どうやって観客を盛り上げるだろうか?

    まず鉄板になりそうなのはスピードとか面ハリーとかかな。
    今でも殆どのトップチームは入れてるし、めちゃ盛上がる。
    あとRoyal Double Dutchの手法でロープを魅せる工夫をするのもありだよね。
    ロープと人間との動きの不思議さとかで魅せてほしい。

    他にも、縄技、音ハメ、ストーリー性、笑い・・・

    考えればいくつも面白い要素が出てきそうだ。

    単縄でも同じようなことが考えられる。
    たとえば「3重とび以上禁止!!」とかね。

    やっていいのは2重とびまでで、サイドスイングを含んでも3重とびは禁止。
    単縄の演技をする人にとって3重とび以上は想像以上に重要。
    あとアクロバットを禁止したら…何も無くなりそうだ(笑)

    どうやって2重とびまでの技で演技を構成する?
    リリースか?それともスピードステップか?
    そうしたら柳下は有利か?

    興味がある人は、やってみると新しい発見があるかも。

    制限は創造の父

    2013:365:303

    ここに挙げた例は極端だけど、あえて何かを制限して演技をするのは面白い。
    制限された中でどうやってパフォーマンス性を向上させるか、そしてどの技で拍手をもらうか。

    ここには技の熟練度魅せ方が浮き彫りになってくる。

    同じ技でどのように魅せるか、ジャンプの高さなのか、身体の向きなのか、フォルムなのか。
    ダブルダッチなんか既に多くの人が研究してるし、スグにでもアクロバット禁止大会は実施出来るんじゃないかな。

    もし開催されることになったら是非観に行きたい。

  • 他人の意見の「言葉」を追いかけると苦しくなる

    他人の意見の「言葉」を追いかけると苦しくなる

    デビィさんが再びラヌーバに来た。

    といっても、お初の人のために少しだけ解説。
    この人はラヌーバの振付家。最初にショーを創った時に全てのアクトの振付を担当した人だ。
    シルクドソレイユの面白いところは一度振付がついても、数年おきに振付を見直す。
    デビィさんは大体2年周期ぐらいでラヌーバに訪問して、全てのアクトを見なおして帰っていく。

    過去の訪問記事を読んでもらえれば大体どんな人か・・・わかるかな(笑)

    nawatobi-macchan.hatenablog.com

    nawatobi-macchan.hatenablog.com

    nawatobi-macchan.hatenablog.com

    縄跳びアクトにエナジーを加える

    shout

    ラヌーバへの訪問はわずか5日間。とても貴重な時間だ。
    その間に各アクトごとに1時間ずつぐらい時間をもらって振付の変更をしていく。
    縄跳びアクトも貴重な1時間をもらいデビィさんを交えた振付のセッション。
    今回の主眼点は表向きの振付の変更ではなくてソリストのエナジーに関することだった。

    縄跳びアクトは2人のアーティストがメインで動く。
    これだけ広大なステージ上でわずか2人のアーティストが縄跳びを持ち、走り回り、跳び回る。
    ゆえにソリスト2人は並じゃないエナジーがステージで求められるのだとデビィさんは言う。

    たしかにこの言葉は的を得ている。自分たちの武器は身体と縄跳びだけだ。この武器だけでいかにステージ上のエナジーを高めるかは自分たちの大きな課題である。特にいくつかの場面でエナジーが低下することを指摘をされ、アクト全体を通じエナジーを高めるトレーニングを行った。

    さて、とはいってもエナジーを高めるとはどういうことだろう。
    ってかエナジーってなんだということになる。面白いことにこれについてデビィさん自身も明確な答えを持っておらず、なんかこう・・・グッと来るもの!!みたいな認識だという。言葉で説明こそ出来なくともそこに確かにあるステージ上の力。それがエナジーだ。
    そしてデビィさんの凄いところはエナジーをどうやったら高めることが出来るかを瞬時に見抜くことだ。言葉で説明できないことに対してどうやってアプローチするかなんて…羨ましい才能という他にない。

    ★★

    話を戻そう。
    縄跳びアクトのエナジーを高めるためにデビィさんが今回用いた手法は「声」「キャラクター」の2つだった。
    少し前に縄跳びアクト改変計画が持ち上がり、この中でキャラクターの変更がされたのは記憶の新しい。

    [kanren postid=”493″]

    ここで変更されたキャラクターのアイディアは「侍」や「兵士」で、真剣で剣客同士が斬り合いをしているようなイメージだった。そのためステージ上での表情もできるだけ真剣かつ無表情。
    また客席へアピールすることもせずソリスト2人の世界に入っていくようになった。いわば観客は戦いを外から傍観しているような感じだ。

    ところが今回の変更では再び方針が変更。
    一転して「笑顔」と「観客を巻き込む」に焦点が当てられた。
    つまり改変したものを更に変化させ、以前の方針に軸をずらし戻したのだ。

    デビィさんと一緒に仕事をしていると頻繁にこういう事が起きる。彼女は今この瞬間が全ての人間なのだ。仮に1日前に自分が提案した振付であっても、今まさに目の前でやってる動きにエナジーがなければあっさりと変更してしまう。ひどい時はセッションの前半と後半で言うことが違う。
    しかしだからといってデビィさんの仕事に整合性がないというわけではない。あくまでこの人は今、にこだわる。昨日良くても、1時間前に良くても、目の前にある動きが良くなければ気が済まない。この意味ではシッカリとした評価基準がデビィさんの中にあると言えるだろう。その基準を満たさないことに関しては、自分が振付けた動きすらぶっ壊す。別の表現をすれば、デビィさんは自らの基準を満たす動きを生み出すために多方面からアプローチする。

    もしかすると、振付はアプローチの1つでしか無いのかもしれない。

    各人の意図と、目指す本質はどこにあるのか

    secrets

    この場所にいると多くの人から指摘や助言を受ける。時に助言は人同士で矛盾していたり。
    デビィさんは特別にパワフルかも知れないが、やはり人の言うことは時間と共に変化していく。
    去年言うことと今年言うことが違うなんてザラにあることだ。

    すると、時に自分たちアーティストは混乱する。
    誰の意見を聞けば良いのだろうか、どっちの意見が正しいのだろうかと迷う。
    意見を言うならみんなで統一した意見を述べてくれと苛立つかもしれない。

    でも苛立った所で何も始まらない。
    大切なのは指摘を入れてくれる人に共通する本質を探ることだと思う。
    たとえばデビィさんは「声を出せ!」「もっと客席にアピールしろ!!」と指摘を入れてきた。
    これは声を出すことや客席へのアピールによってエナジーが高まることを期待したからに他ならない。
    先の改変計画では「侍」「兵士」といったイメージを持ちだし、ソリスト同士の緊張感を演出したいと指摘があった。
    これもソリスト同士のアイコンタクトや気迫のぶつかり合いが、良いエナジーをステージに広げると考えたアプローチの1つと言えるだろう。

    つまり表向きは正反対のことに見えても、目的とする場所は同じなのだ。

    例えば縄跳びアクトのキャラクターについて想像を働かせれば、
    改変前は観客にアピールをするあまり、ソリスト同士の掛け合いが見えにくくなっていたのではないだろうか。
    この事情を考慮しソリスト同士の気迫のぶつかり合いを高める方向に舵を切ったと考えられる。
    その結果としてつい先日のデビィさんの目にはソリスト同士のコネクションは良い感じに見えたのだろう。
    だからこそ、次のステップとしてソリスト同士のエナジーを観客に向ける段階へと誘導したのではないだろうか。

    振り回されていると考えれば、単に振り回わされたままで終わってしまう。
    しかし本質として目指すのが「エナジーを高めるためのアプローチと模索」と捉えれば、各人の指摘が1本の道に繋がっていく。

    ★★

    シルクドソレイユに入った当初、人によって意見が違うことに自分も混乱した。
    誰の意見を聞けば良いのかなんて新人アーティストには判断がつかない。
    時間を経て少しずつ意図が理解できるようになってきた。
    みな目指す先が同じでアプローチが違うだけなんだと。

    人によってアプローチが違うのは当たり前で、むしろ多様なアプローチを知っている方が目的地に到達しやすくなる。
    なによりここの人は仮に意見が対立したとしても、目的地に到達するという観点から判断して別の意見を受け入れる柔軟性がある。

    縄跳びアクトのエナジーを高めるアプローチと模索はこれからも続いていく。
    ある日突然、再び方向転換をするかもしれない。

    その時は想像力を働かせ、
    共に良いアクトへと進化させていきたい。

  • 競技スポーツは「チケットを買って観る人」がいないと発展できない。

    競技スポーツは「チケットを買って観る人」がいないと発展できない。

    なわとび競技の世界大会が今年もフロリダで開催された。
    去年と同じく自宅から30分の大学。

    World Jump Rope

    なんと、アメリカに引っ越してきてから自宅近くでなわとびの世界大会が開催されるのはこれで3回目!!
    引き寄せてるのか?(笑)

    日本選手の活躍を間近で観戦できるのは地元民の特権だ。

    正式名称World Jump Ropeという今回の世界大会は大きく分けて個人戦と団体戦、そしてダブルダッチコンテストの3つがある。

    去年の大会は日本から個人戦に1名しか出場選手がいなかったけど、今年は何と一挙30名近くの日本選手団が出場。中には師匠のSADAさんや生山ヒジキ、そして初のダブルダッチチームも出場していた。

    去年唯一日本から出場した後輩の黒野も居て、それはそれは楽しい大会だった。

    日本人大活躍

    日本は海外から見てもレベルが高い。これだけ小学校から縄跳びに慣れ親しんでいる背景もあり、世界に稀に見る縄跳び大国の1つだ。

    世界が日本で特に注目するのがフリースタイルという自由演技。日本の演技は通称Japanese Styleと呼ばれ、パフォーマンス性や観客を意識し楽しませる演技として非常に評価が高い。今回の大会もずば抜けたパフォーマンス性は顕在。

    日本人チームが演技をするとなると、外販売をしている縄跳びに関係のない店員すら手を止めてアリーナに入ってくる。会場スタッフに話を聞いても、こんな現象は過去初めてだという。

    これは、縄跳びを知らない一般の観客にも世界基準で高い評価を得ている証拠であろう。

    以下は日本ダブルダッチ協会が速報で出した大会結果。
    ご覧のとおり優勝のオンパレード。高いパフォーマンス性に加えて圧倒的な競技力、店員さん達が手を止めてまで演技を見に行く気持ちを十分理解できる。

    ダブルダッチだけじゃない日本を世界に知らしめた男

    日本は世界で高い評価をされている。しかしそれはダブルダッチに限るという話だった。日本といえばダブルダッチ、もはや代名詞として世界に知れ渡っている。その一方で個人戦であるシングルロープ(普通の縄跳び)は振るわない。 過去の世界選手権の成績を見ても種目別で表彰台に立った選手はわずかで、個人総合では誰一人としてメダルに届いていない。かくいう自分も最高成績は種目別で5位、個人総合6位に終わっている。 ダブルダッチは世界を牽引する絶対的リーダーだが、ことシングルロープに関しては世界との壁を感じずにはいられない。 だが今回の大会で1人の選手が日本のシングルロープの歴史を塗り替えた。去年の大会にも出場していた黒野選手(クロちゃん)だ。 彼は大学に入ってから縄跳びを始めもうじき5年目になる。過去の世界選手権にも出場してきたがこれまで表彰台には届かなかった。しかし今回の世界選手権はひと味違った。予選突破すら難しいとされるシングルロープで、黒野選手は全4種目で種目別決勝への進出を果たし、しかも全年代合わせて男子個人戦総合優勝を果たした。全種目で種目別決勝へ駒を進めたのは、全ての競技者の中で彼一人である。さらに種目別決勝大会でも2つの銅メダルを獲得し、日本のシングルロープ界で前人未到の快挙を成し遂げた。

    もっと外の目を意識してほしい

    Looking ここからは個人的な意見。 これだけ近所で世界大会があるのはまたとないチャンス。縄跳びを知ってもらうのに機会だと思い、ラヌーバのアーティストにも声を掛けてみた。 するとアーティストの1名が家族で大会観戦に来てくれた。彼女は過去タンブリング世界レベルの実績を持つ。畑違いの元アスリートがこの大会を見てどのような感想を持つか興味があった。 I was disappointed. 「失望した」 これが大会を見た外部の人間の率直な感想である。 彼女は続けて「競技のポイントがわからない。ただ中途半端な倒立と宙返りをしているようにしか見えない。危険な場面もたくさんあった。これは本当に世界レベルなのか。」と厳しい意見をぶつけてきた。 体操経験者ならではの視点であると同時に、これが一般客から見た縄跳び競技の現実だ。1つフォローするなら、彼女はダブルダッチの演技を見ていない。仮に日本のダブルダッチを見ていたら、彼女の評価は変わっていたのかもしれない。 競技は時として玄人思考へ傾きすぎる。 例えばフィギュアスケートのジャンプ技のように、熟練の目がなければ何をしているかも分からない。しかし一方でフィギュアはあれだけの一般観客が歓声を上げ、縄跳び競技は関係者すら退屈そうな様子を見せる。この違いはなんだろうか。それは競技が観客を意識しているか?だと思う。 有名な話だと卓球のピンポン球は観客からもよく見えるよう、速度の出にくい38mmから40mmへと大きさを変化させた。またセット数も増えてテレビ越しでもワクワク感がある。 似たような話は他の種目・競技でもいくらでも探せば出てくる。いかにして一般観客にも楽しんでもらえるコンテンツにするかは、非常に重要な要素だ。 本音を言えば自分も競技中退屈だった。何より出場チームが多すぎて日本チーム以外は見る気すら起きない。しかしこれは選手の責任ではなく大会が求めている演技が退屈にさせたのだ。 ★★ これから縄跳び競技が発展してくためには外部からどのように見られているかを意識する必要がある。それには入場料を払ってでも一般の人が見たいと思うような演技と、競技として価値のある演技の隔たりを少なくしていくことだ。 つまり見ていて楽しいと思う演技に対し高い点数をつけるようなルールにすればいい。宙返りや逆立ちも良いが、ここばかり求めるようでは増えるのは怪我人ばかりである。やってる本人達は楽しければ良いかもしれない。 しかし広く世間の人に観てもらう事ができなければ、競技として発展していくことは難しい。 この点で日本は世界のお手本になるだろう。 今回の大会でSADAさんとヒジキが披露してくれた演技は各国の注目の的だった。ダブルダッチは日本チームと聞くだけで販売の店員が客をそっちのけで観に行くほどの人気で、内部外部関係なしに演技の評価が高かった。それは日本のダブルダッチ大会を見ても理解できる。 あれほどに外部の人間がチケットと求めて殺到する縄跳びの大会は世界でも類を見ない。世界選手権と冠していても観客席はほとんどが選手、保護者、そしてコーチかジャッジである。 身内の大会という楽しさはあるだろう。だが、そろそろこのレベルから脱却する時期が来ていると思う。

  • シルクドソレイユの中で5年間追い続けた『夢』を諦めることにした

    シルクドソレイユの中で5年間追い続けた『夢』を諦めることにした

    a finger points to the moon

    ここ10日間ほど怪我の再発でショーをアウトしていた。

    演技ができないことは悲しいけど、いつも立っているステージを外から見る絶好の機会でもある。ステージに立っていると見えないこと、近すぎて見誤っていること。こうして引いて観察すると少しだけ客観的に見ることが出来るのかもしれない。

    ラヌーバに来て早いもので5年目になる。これまでの経験で今も色濃く影響を与えているのがこれ。

    遡ること2011年3月。まだショーに出演して1年も経たない頃にこれは突然やってきた。尊敬するクラウンにお褒めの言葉をもらって、飛び上がるぐらいに喜んだ。そして本気でショーの中でキャラクター・クラウンになろうと心に決めた日。

    あれから4年の月日が経った。

    目標に向けて走ってきた

    あの日から「ラヌーバのキャラクターになりたい」という夢に向けて動き始めた。具体的には「LesCons(レコン)」というキャラで、ショーの中心的な役割を果たす。彼らは常に4人1組で動きコミカルに笑いを取ったかと思えば、超絶なアクロバットを披露する。ラヌーバといえばレコン。とあるディレクターが「レコンは世界でもっとも面白くて美しい」と評したこともあるほど、代名詞的な存在である。

    恐れ多くも自分は4年間、このレコンを目指してきた。

    ステージでの動き、コミカルさ、そして存在感。レコンは自分の目指すキャラクター像にピッタリでで、この仕事がやりたい!!と心の底から思えた。さらに言えばレコン4人の1人としてステージに立っている自分がかなり鮮明に想像できたのだ。

    ★★

    レコンになりたい、レコンとしてラヌーバのステージに立ちたい。こう考えた日からどうすればレコンになれるかを考えて動き始めた。まず最初に考えたのがキャラクターのトレーニング。幸運にも毎年1つずつぐらいのペースでチャンスが巡ってきて、率先して自分を試しにかかった。

    2011年にショー内の発表会キャバレーが開催され、進行役を茶化すクラウンとして出演。
    初めて人前に縄を持たずに立った。


    2012年に目指すレコンのショー内オーディションを受ける。
    結果は不合格で適性の必要を痛感した


    2013年3月のOrlando Balletとのコラボイベントで、キャラクターとして出演。
    初めてステージでActingを経験。


    2013年9月に開催されたラヌーバシアターでのクラウンオーディションへの挑戦。
    結果としてワークショップという流れになったけど、本気のクラウンを目にして力不足を思い知った。

    これらのステージを経験していく中で自分に足りないもの、もっとトレーニングが必要な事柄がわかった。次に進むには何が必要なのか、どんな手続きを踏めば良いのかを常に考え続けた。

    足りないのは努力なのだろうか

    Climbing the Shark's Fin

    この期間の中でも2013年5月〜9月に掛けては死ぬほど頑張った。師匠のBaltoに頼み込んでにクラウンのトレーニングをしてもらう。一方でBaltoが居ない時間には自主練習で映像を取りながら何個も何個もクラウンのネタを作っていく。日々Baltoに厳しい言葉を受けたが、同時に発見も多い楽しい時間だった。
    本物のクラウンを前にしては、自分なんぞ何をしても素人。全く要求に答えられない。しがみついて、しがみついて。それでも最後は無理だって諭されて。本物のクラウンを目指すのにはこの程度のトレーニング期間ではとても無理なのだと身にしみて感じた。

    一方で、他の仲間達は次々とキャラクターとして階段を登っていく。

    2010年にショーに入ってから、既に5人のアーティストがバックアップとしてラヌーバのキャラクターを演じている。中には後輩アーティストもいて一緒にワークショップを受けたこともあるし、2013年の9月のオーディションも一緒に受けた。主観と妬みが入っているのは承知のうえで、彼らのキャラクターとしての資質は自分と大差ないと思う。それぞれに専門があるが、ガッツリとキャラクターのトレーニングを受けたわけでもないし、ましてやクラウンのトレーニングをしているワケでもない。

    それでも順番にチャンスは巡っていく。自分を除いて。

    優先順位の現実を受け止める

    Changed priorities ahead

    キャラクターとしてチャンスを得ていく仲間たちが羨ましかった。「なんであいつが」と思い込んで、妬みの感情を隠すのに必死なことも多かった。これほど願って、望んで、キャラクターに向けたトレーニングを積んできているのに…何でだ。

    答えは簡単だった。
    条件という現実が全てだった。

    キャラクターとしてステージに立つには当然求められる能力がある。レコンの場合はクラウン的なコミカルさ、そしてアクロバットの能力。傲慢なのを承知で、仮に自分はクラウン的なコミカルさは及第点だったとしよう。しかしアクロバットに関してはそう簡単にいかない。レコンで求められるアクロバットのレベルは世界レベル。バク転と宙返りの捻りが何となく出来たレベルではお話にならない。具体例をあげれば、伸身新月面を毎日やってる。世界でもトップレベルと言っても過言じゃない。たとえクラウン的なコミカルさが及第点だった所で、アクロバットが出来なければ求められる人材には成り得ない。どちらの要素も両輪のように大切で、レコンとしてステージに立つには欠かせない。

    もちろんこの条件は理解していた。少なからずアクロバットが出来なければチャンスがないことも百も承知だった。だからこそ7ヶ月の間トランポリンと向き合って宙返りとバク転の練習を繰り返したのだ。トランポリン練習風景はこの辺の記事で書いてた。

    日々ショーとショーの間の時間を利用して練習に励み、コーチに基礎から教えてもらってアクロバット習得を目指した。ところが現実は過酷で普通に宙返りをするだけでも2ヶ月近くかかって、そこから毎日のように練習を重ねても1回捻りをやっと出来る程度。幼い頃からトレーニングを積んできた彼らに追いつこうなんておこがましいも甚だしい。結局アクロバットのレベルは素人に毛が生えたぐらいまでしか上げることは適わなかった。

    さらに追い打ちを掛けるのはポジションの条件。自分たちはソリストという扱いで出演している。これは縄跳びアクトは特殊な技能だから別の人ができないという意味でもある。ようはラヌーバの中に縄跳びアクトをメインで出来る人間が2人しかいない。その内1人が抜けてしまえばアクトへの影響は火を見るよりも明らかだ。
    たとえば別にもう1人の縄跳びソリストがいれば3人で回すことも出来るだろう、もしくはOn Callという地元契約の縄跳びアーティストを探しだし、抜ける時だけ代役を頼むとか。あとは誰か全く畑違いの1人を縄跳びアーティストになるまで育てるか…。いずれも可能性として限りなく低く労力がかかる。バックアップとして雇うのに、そのためのバックアップを別に雇うなんて、もはや本末転倒もいいところ。

    だったら集団演技をしているアーティスト1人をバックアップにしたほうが確実に効率がいい。良いか悪いかは別にして、団体演技は1人2人抜けても何とか回せるようなシステムになっている。加えて集団演技といえばアクロバットの基礎ができているアーティストを指す。彼らが専門とするトランポリンや空中ブランコ、練習すれば自分の何百倍も早く伸身新月面を習得できることだろう。

    バックアップの本来の目的。それは備えること。備える先は他への影響やリスクが少ないほうが良い。アクロバットも出来ない・抜けたら周囲に影響を与えまくりの自分は、バックアップ候補のテーブルにすら上がれない。

    望むゴールを今一度考える

    Where the Mediterranean Sea meets Aegean Sea

    レコンにはなれない。なれたとしても万馬券を当てるような確率だ。自分の努力だけじゃどうにも覆しきれない現実と条件、これが4年間もがいてみて辿り着いた結論だ。出来るだけのことをやって報われなかったのは悲しい。しかしこのまま勝ち目の薄い戦いを続けることの方がもっと辛い。
    つい最近も別のアーティストが新しいレコンのバックアップとして候補に挙がってトレーニングが開始した。彼はタンブリングでフランス代表として活躍した名選手で、アクロバットに関して申し分ない条件を兼ね備えている。キャラクターとしても既に他のバックアップを経験しているため、最適任なのは誰が見ても明らかだ。

    おそらく今後も似たような状況が続く。

    もう妬みの感情は沢山だ。

    こんな状態を抜け出すため、改めて目指すゴールをじっくり、ゆっくり見つめる。
    4年前からの目標はキャラクターとしてステージに立つこと。身近で目標にしやすかったのはレコンだった。しかしキャラクターになりたい目標の一部にレコンが含まれているだけ、と気づいた。つまりレコンじゃないキャラクターであっても目標は達成できる。だったら他のチャンスを目指して方向転換したほうが目標に達成できる可能性が上がる。たとえそれがラヌーバでなくとも、だ。

    先に挙げたアーティストはレコンとしての適正があった。アクロバットが出来る、そしてキャラクターが出来る。一方で自分は縄跳びが出来る、キャラクターが出来る。既存の場所に入るよりも新しいポジションを生み出すほうが難しい。しかしレコンを目指すよりは可能性は高い。いまのシルクドソレイユのショーには縄跳びをメインにするキャラクターは存在しない。誰もやったことがないからこそ、狙う楽しさもある。方向さえ定まればどうステップを踏むかの青写真が想像しやすい。

    要は縄跳びアーティストとしての価値を上げることである。

    ★★

    幸か不幸か、10日間OUTという時間を得たことで読書をする時間があった。
    偶然に出会ったの1冊が今話題の為末さん著「諦める力」だった。

    比べるのも失礼なほど為末さんはアスリートとして成功している。ただ曲りなりにも日の丸を背負い限界まで練習で追い込んだ経験があるので共感する部分が多かった。花型の100mから400mハードルへの転向は、どこか縄跳び競技からサーカスへ転向した自分と重なる。世界では勝てないことを心のどこかで感じ、もとより人前で演じることが好きだったこと、縄跳びパフォーマンスが大好きだったことから、サーカスの世界へ飛び込んだ。

    あれから5年。
    自分に最初からあったのは縄跳び。
    5年で得たものはキャラクターを演じる快感と可能性。

    レコンになる夢は諦める。
    でもそれはキャラクターをしてシルクドソレイユのステージに立つ夢の1つの道が行き止まりだっただけだ。見えてないだけ、もしくは見たくなかっただけで他にも迂回する道はたくさんある。単なる逃げだ、努力不足だと言われるのは仕方ない。

    でも、あくまで夢にこだわるからこそ、いまは諦める。

  • 思い出Tシャツのデザイン転写サービスがあれば、即行で注文したい。

    思い出Tシャツのデザイン転写サービスがあれば、即行で注文したい。

    誰しも大切なTシャツの1枚はあると思う。
    自分も古いものだと2004年から着続けている。
    もうボロボロで、洗濯ダメージなんかもチラホラ。

    でも捨てられない。
    なぜならこれは海外の友達と交換した大切なTシャツだから。

    縄跳びの大会では、各国の選手は本番用ユニホームと別に自国のTシャツを持っていて移動中とかで着ている。
    いつから始まったのか大会期間中にこのTシャツを交換する伝統がある。
    仲良くなったチームの人のTシャツを交換してサインしてプレゼント。

    ま、自分は異様に「Hong Kong China」が多いんだけどww

    Kids sign each others' shirts

    大切なTシャツは捨てられない。
    ボロボロでも残しておきたい。
    そこでフト思いついたのがTシャツデザインの転写サービスだ。

    傷んでくる生地

    Tシャツは着る度に傷んでいく。洗濯する度に縮む。
    いくら気をつけていても首元がヨレてきたり、場合によっては汚れが目立つように。
    スポーツなどで汗をかく人は「ニオイ」も気になってくる。
    ちゃんと洗濯をしても染みつく悪臭。
    生地が古くなってどうにも落ちない。

    思い入れのないTシャツだったらこの段階で寿命だ。
    古着屋さんに持って行っても売れるようなシロモノじゃない。
    リサイクルか古着回収に回す。

    でも大切なTシャツは捨てるのが切ない。
    何とかしようと思うけどどうすることも出来ず、結局タンスの肥やしになる。

    デザインの転写サービスってどうよ?

    そこで思いついたのはTシャツのデザイン転写サービスだ。
    Tシャツそのものへの思い入れは確かにあるけど、せめてデザインだけでも残しておきたい。
    古くなったTシャツのデザインを新しいまっさらな生地に転写して世代交代させるのだ。

    普通の生地だけじゃなく、スポーツ用の化学繊維なんかも選べたら良い。
    デザインの色合いとかTシャツの色合いも自由に選べるとなお良い。
    求める人には元のTシャツそのままの色、デザイン。
    要望によっては少し手を加えて色みを変えたり、サイズを変更したり。

    これなら生地と一緒にデザインを捨てなくて済む。

    ★★

    ただ気になるのは著作権の話。
    Tシャツのデザインにもちゃんと著作権がある。
    今回の提案みたいに転写サービスをすると、著作物の二次利用に当たるのだろうか。

    Tシャツを購入した段階で著作物への使用料は払ってるけど、それを別にコピーするのってどうなんか。
    個人利用の範囲だったらOKだけど手数料を取るとか作業代を貰うとなると…。
    こっから先はちょっと知識がないのでわからない。

    プリントの著作権と肖像権について | オリジナルTシャツの作成ならtmix
    著作物などをTシャツにプリントする場合 | オリジナルTシャツプリントとユニフォームの専門店 イメージマジック
    著作権: アパレル・キャラクター

    原則的には著作権者に承諾が得られればいいらしい。
    芸能人なら事務所とか。

    えっと・・・大会記念Tシャツとか誰に著作権あるんだ?(笑)

    どこかの企業さんお願いします

    みなさんは何を基準にTシャツを買っているだろうか?
    着心地、値段、そしてデザインも重要なはず。
    いくら着心地のいい安いものでも、デザインや色が微妙だと買う気が起きない。
    なんなら少しぐらい高くても欲しいデザインなら財布を開きたくなる。

    記念Tシャツ、思い出のTシャツ、人ぞれぞれに大切なTシャツがある。
    これらは単なる衣類ではなくデザインを通じ大切な記憶を共有する。

    月日が経って生地が萎れて破けても、そこには思い出が詰まっている。

    どこかの企業さん、ぜひTシャツの転写サービス始めてください。

  • サムスンタブレットの電源が入らないし、充電もできない。こりゃ死亡かも…。

    サムスンタブレットの電源が入らないし、充電もできない。こりゃ死亡かも…。

    読書はもっぱらタブレットである。

    海外在住だと日本語の書籍を手に入れるのも難しい。
    よって必然的にKindleを頼ってタブレットで読書をすることになる。

    自分が愛用していたのはサムスンのタブレット。
    しかし今週の初め、静かに事件は起こっていた。

    それは突然

    持っている機種はサムスンのタブレットGalaxy Tab® 3 7.0 (Wi-Fi), White。

    Samsung Galaxy Tab3 T210R Wi-Fi 8GB

    Samsung Galaxy Tab3 T210R Wi-Fi 8GB

    メインで使っているクレジットカードのマイルが結構貯まったので、いい機会だからと読書用のタブレットに交換してもらった。既にiPad2が家にあるので外出先専用という感じだ。んでもってあまり仕様に詳しくないけど日本語は使えないようなのでKindle以外は殆ど利用なし。

    しばらくはいい感じで使えていた。
    英語という部分を除けば問題もなくサクサク動いていた。

    でもその瞬間は突然だった。

    電源が入らない

    先日、2週間のオフを利用して日本に一時帰国した。この時は移動が多く荷物を減らしたかったため、サムスンのタブレットは自宅において行った。どうしても読みたいときはiPhoneから読めばいいと思ってね。現に日本滞在中はバタバタしてて殆ど読書をする時間もなかったので、部屋においていて正解だった。

    でもここで1つのミスを犯した。
    タブレットの充電をしないで2週間放置してしまったのだ。

    久しぶりに今週に入って電源を入れてみようと思ったら、どのボタンも反応無し。充電が切れてるのかなと思い1日ほど充電したが何の反応もなし。なんなら、普段は裏面が暖かくなるのに、まったく熱も感じない。その後はただの箱。何の反応もないまま、充電もできない。おまけにクレジットカードの景品でもらったのでどこに持って行けばいいのかもわからない。

    けっきょく・・・

    困り果ててグーグルさんに聞いてみたら、どうもこの機種にかぎらずサムスンは充電関係で不具合を起こすようだ。スマホの場合は電池を一度外せば回復するようだけど、タブレットでそうはいかない。また純正のアダプターを使わないと充電できないという情報もあるが、自分は純正以外のACアダプターもコードも持っていない。一番そうかもと思ったのが「充電池ロック」だった。ある一定以上放電されると、自然とタブレットは充電ができないようにロックをかけるらしい。何の意味があるかは分からないが…。

    http://toshobako.jp/samsung_galaxy-note-sc-05d-docomo/3825
    GALAXY Tab を買いましたが、買ってはいけません | nekohacks blog
    価格.com – 『突然死』 サムスン GALAXY Tab SC-01C docomo のクチコミ掲示板
    Dream Seed » Galaxy Tab 7.7 死亡のお知らせ

    あとは単純に充電プラグの接触部分が破損してる場合もあるのだとか。これを交換修理したら100ドル近くかかる。そうしたら新しいタブレットを買ったほうがいい。

    色々調べたものの結局為す術は無く、サムスンのカスタマーサービスに連絡。
    電話を掛けるだけの元気は無かったのでメールしておいた。

    なんとか復活してほしいなぁ…。

    次はiPadかKindleを買う

    まだサムスンから返事は来ていないが、今後も同様の不具合が起こる可能性は高そうだ。
    グーグルさんによれば何回も不具合が起きてその度に交換・修理をしてもらってる人もいるとか。

    もうこれで修理できなかったら、諦める。

    次に買うならば純正のKindleかiPadを買おうと思う。
    もうサムスンは…自腹じゃ買いたくないな。

    Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi

    Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi

    iPad mini 16GB Wi-Fiモデル ホワイト&シルバー MD531J/A

    iPad mini 16GB Wi-Fiモデル ホワイト&シルバー MD531J/A

  • プロが休む決断をする3つの基準。責任の合間で揺れるプロ意識

    プロが休む決断をする3つの基準。責任の合間で揺れるプロ意識

    朝起きて熱がある。
    体温計を手にして熱を測ると…○○℃ある。

    さて、
    あなたは何℃の熱があったら仕事を休むだろうか??
    以下の記事によれば平均は37.9度だという。

    体温37.9度は高いか低いか。何度熱が出たら会社を休む? | ニコニコニュース

    似たようなことがショーの世界でも起こる。

    どのレベルのコンディションになったらショーを休むか??

    これは永遠の課題。個々の価値観にも関わる。
    生身の人間なので体調不良も起こすし怪我だってする。
    この世界は特に危険と隣り合わせの職場なので判断には慎重さが求められる。

    自分も怪我をしてしまった。
    膝蓋腱炎症、いわゆるジャンパー膝だ。

    ジャンプをすれば痛みがある。歩いてるだけでも痛いことがある。
    でも動けないほど致命的に痛みが酷いわけでもなく、膝が腫れているなどの見た目の変化もない。
    動こうと思えば動けるし、気合でステージに経つことも出来る。

    しかし、ほんとうにそれで良いのだろうか。
    考えた末、

    自分の中でショーを休む基準を作った。

    演技に支障がある

    ステージに立つ以上は常に最高の演技を披露したい。
    怪我の痛みによって動きが制限されて、思い描く動きができない場合は休む。

    観客席から見れば大した差ではないと思う。
    なんなら自分以外の誰も気付かないかもしれない。
    でも思った通りの動きができない事実に「自分自身」が納得出来ない。
    誰にどう思われるより、自分で納得できないで動くことが一番苦しい。

    こんな時は潔く休むようにした。

    関節の3つ以上が痛い

    縄跳びで痛める関節はわりと決まっている。足首と膝だ。
    ダブルダッチがショーに入ってしばらくして、両膝と両足首に痛みが走った。

    片方が痛いだけなら何とかなる。
    マッサージや薬で痛みをごまかし、ステージに立てば痛みは忘れられる。
    足首と膝、みたいに2つでも大丈夫。

    しかし3つ以上となると話が変わってくる。
    動こうとする瞬間に複数に痛みが走ると、どうしても動きをセーブしてしまう。
    これは本能なのかもしれない。無意識に動きを抑制して痛みを起こさないようにする。

    だがステージの高鳴りは本能すらも凌駕し、痛みを吹き飛ばして縄跳びをしてしまう。
    結果ステージを降りると同時に激痛に襲われる。

    ここまで行くことは稀だが、防衛本能を無視するのは危険なのだろう。

    動かなくても痛みが走る

    基本的に自分の怪我は慢性的な傷害だ。
    捻挫や骨折、脱臼のように急激な力が加わって起こる怪我とは違う。
    そのため痛みの程度としては、これらの突発的な怪我よりも少ない。

    しかし時に炎症が急激に悪化し痛みが倍増することがある。
    いつもなら特定の動きをするときのみ痛むのが、何をしても痛くなる。
    たとえば歩くだけでも痛い、ひどい時には何もしないでも痛みが出る。

    体重を掛けない状態で痛みがあるというのは、さすがに問題だ。
    この瞬間は外見上の問題がなくとも、身体のシグナルは厳重注意ということ。
    つまり無理に動けば怪我の悪化に繋がる可能性が高いのだ。

    ショーを終えた直後の痛みはある程度仕方ない。
    だが継続する痛みは、身体からの厳重注意。

    まとめ

    Injured Piggy Bank WIth Crutches

    できることならショーを1日たりとも休みたくはない。
    無理を押してでもステージに立つことが使命だと信じていた時期もあった。
    でも自分が無理をして誰が得をするのだろうか。
    むしろ穴を開ける期間が長くなってはいないだろうか。

    今日のショーも怪我で休ませてもらっている。
    今日という日を楽しみにラヌーバに来ているお客様には申し訳ない。

    だが不甲斐ない演技をしてお茶を濁すより、
    潔く休養をするのもプロとしての責任なのだと思う。

  • 責任がある場所にこそ、新たな充実感は生まれる。

    責任がある場所にこそ、新たな充実感は生まれる。

    早いものでラヌーバにダブルダッチが入って3ヶ月が経過した。
    回数にして100回を超え、もうじき150回。

    ラヌーバには純粋なダブルダッチ経験者が居ない。
    自分たちも少しかじった程度。。。

    問題は色々と見えてくるけど、
    どうやって対処するのも実は試行錯誤だったり。

    ダブルダッチで怪我をする

    このように書くと「アクロやるから?」って言われそうだけど、そうじゃない。

    普通に両足で跳んでいるだけでも怪我をするのだ。
    なぜなら、週に10回というのが致命的な危険性だから。

    いまの演技にはアクロバットがほとんど入っていない。
    正確には一時期やってたんだけど、あまりに危険ってことで即中止。
    それも捻ったり2回まわったりじゃなく、単純なスタン宙。
    世界レベルのアーティストをしても、ダブルダッチの中でスタン宙は危険なのだ。

    恥ずかしながら、真っ先に怪我をしたのは自分だった。
    これと言って難しいことはやっていない。普通に跳んでただけ。
    なんなら日本のダブルダッチャーの人々にしたら準備運動レベルかも。
    にも関わらず、両膝と両アキレス腱に激痛を伴う慢性炎症を起こした。

    今でこそ日々のエクササイズを増やして備えているので出演できているが、
    ダブルダッチ専用の筋トレをしないと怪我が怖い。

    さらに他のメンバーも立て続けに足を痛め、典型的なシンスプリントを発症。
    中でも重症だったアーティストは、結局ドクターストップが掛かってしまった。
    彼がショーでやっていたのは「2重」と「シャー」だけなのに、だ。

    いまでも彼は療養中でしばらく演技から離れている。
    専門の空中ブランコこそ大丈夫だが、
    ダブルダッチ以外にも走る、跳ぶと言った動作は一切禁止とのこと。
    怪我した当初は歩くのですら痛いと言っていた。
    この状態がしばらくは続くというから、相当な痛みなのだろう。

    ★★

    こうなってくると、あまり無理をさせられない。
    なにしろこれからもずーーと、ショーは続いていくのだから。
    経験のある自分ですら怪我をするのだから、未経験の彼らをこれ以上プッシュできない。

    理想とする演技はあれど、自分も含めたメンバーの身体と日々相談しながら模索する。
    なにしろ週に10回は人間の限界点ギリギリなのだから。

    感じる、意識する・・・?ってなんて英語で言うの?

    まがりなりにも日本でダブルダッチを練習したことがあるので、
    最低限のターニングはできる。
    しかしここで問題なのは、自分ができたとしても他のメンバーにどうやって教えるか?だ。

    ミスをした時の映像を確認すると、

    「あぁ、この場面で縄が死んでる」
    「あぁ、ここは引っ張りすぎ」

    みたいなのは把握できる。
    でもどうやってこの課題を解決するかが問題なのだ。

    自分がやるとすれば感覚的に「こうすればいいかな?」てのがわかるけど、
    それを人に伝えるってすご➖➖く難しい。
    しかも英語でって…日々、どんな単語を使えばいいのか頭はフル回転。

    たとえば「もっと回して」っていうにしても具体的に何を伝えればいいか??
    ここで意図するのはFasterなのかStrongerなのか、それとも別のものか?

    反対に引きすぎだったら・・・
    Slowerじゃないし…Weaker??なんか違くね?

    (※)ちなみに実際に「Weaker」という表現を使ったら縄が死んだ。

    ブレーキングとか捨て縄とかも例をあげればきりがない。
    運動の概念を伝えるって本当に骨が折れる。しかも縄の概念って…。

    英語で最適な単語を探すにも語彙力が追いつかないし、
    「す〜〜」とか「エイっ!!」みないな感覚的に身体で覚えてる動きも多い。

    ★★

    これは単に「ダブルダッチの経験不足」が原因だろう。
    だってシングルロープ(単なわ)なら何の問題もなく伝えられるんだから。
    死ぬほど練習して、教えて、パフォーマンスやってきたから。

    でもダブルダッチに関してはここまでの経験がない。
    ゆえに自分の中で「伝えるための語彙」が圧倒的に不足している。
    かゆいところに手が届く言葉が出てこないもどかしさ。

    マイブームが到来している

    f:id:shoichikasuo:20140619014236j:plain
    (※)ステージリハーサルの様子

    過去にこんなにダブルダッチを考えたことは無かったと思う。
    コンテストやチャレンジにも出場したけど、当時とは何かが違う。

    そう、あの頃は「何となく」で楽しさを求めてた。
    トップに食い込むのは無理だってのは百も承知だったから、
    自分たちが楽しい、そして少しだけ観客も湧けばいいかな?って想いでやってた。

    でもいまはショーとしてのクオリティを維持する必要がある。
    自己満足してる部分もあるけど、それだけじゃ許されない。

    ディレクターの目、コーチの目、そしてメンバーの目。

    各方面からの目を意識しながらチームでステージに向かっていく。
    ときにシンドいこともあるけど、責任があるだけ充実感があるよね。

    縄跳びをはじめて12年。
    空前のダブルダッチブームが到来中。

  • フロリダディズニーワールドの「タスカーハウス」で息子1歳の誕生日を祝ってきた

    フロリダディズニーワールドの「タスカーハウス」で息子1歳の誕生日を祝ってきた

    月日が経つのは早いもので、もう1年。
    息子が先日の6月8日で1歳の誕生日を迎えました。

    f:id:shoichikasuo:20140608210258j:plain

    おかげさまで大きな病気も怪我もなく、元気に成長しております。
    この1年間、早かったような長かったような。
    フト思い出して過去の写真を見てみると、既に懐かしい不思議。

    f:id:shoichikasuo:20130614131110j:plain

    誕生日の当日はディズニーワールドのアニマルキングダム内のレストランへ。
    キャラクターが出てきてくれる「キャラダイ」というのに初参戦。

    https://disneyworld.disney.go.com/dining/animal-kingdom/tusker-house-restaurant/

    面白そうなので、日本から持ってきたドナルドダックの衣装を着て、
    ドナルドダックが経営するタスカーハウスというレストランへ。

    そう、びっくりしたんだけど、
    なんと2014年6月9日はドナルドダック80歳の誕生日だったとか!!!

    不思議な所で繋がりがあってテンションも上がる。

    f:id:shoichikasuo:20140608151208j:plain

    ま、本人は最後のほう寝てたけどね(笑)

    タスカーハウスはビュッフェ形式で時間制限がない。
    だから自由なタイミングで席を立つこともできるし、このぐらいの子どもが多少騒いでも大丈夫。
    しかも自分たちのタイミングでご飯を食べられるのも良いところ。
    子どもが居るとどっちかが見てなきゃだし、食べられる頃には料理が冷めてるなんてことも。
    ビュッフェだと自由なタイミングで、しかも好きなだけ食べられるので気兼ねない。

    もちろんお目当てのドナルドダックにもちゃんと会えて、写真とサインも。
    あとは「ミッキー」「ミニー」「グーフィー」「ディジー」も順番に回ってきてくれて大満足。

    当初、各キャラクターが1席につき1回ずつ来てくれて終わりかな?って思ってたけど、
    フタを開けてみると物凄い頻度で回ってくる!!
    10分に1回ぐらいのペースでテーブルに来るから、後半とか・・・
    ちょっとだけ邪険にしちゃってごめんなさい。

    んでもって、ドナルドダックは子どもの服装に気付いて喜んでくれる。
    ジェスチャーで「同じだねーー!!」的なリクション。
    テーブルに来るたび、初めて衣装を見るかのようにしてくれる親切さ(笑)

    パレードとかイベントを完全に無視して、たっぷり3時間居座ったからなのかも。

    そうだ、誕生日ケーキも準備してくれました。
    事前に予約すれば完全カスタムメイドのケーキをお願いすることもできるけど、
    さすがにサイズが大きすぎるので今回は「6インチ」のものを。。。
    本人はまだ食べる「フリ」だから(汗)

    ★★

    f:id:shoichikasuo:20140529132427j:plain

    アメリカという異国で子育て、最初は不安があった。
    でも、周囲の友達や職場の同僚、そして何より嫁の頑張りによって、
    家族3人で楽しくアメリカ生活をしております。

    ってなことで、たまにはプライベートでした。

  • パフォーミングアーツが「機械」で進化するメリットとデメリット

    縄跳びは硬い床で・・・
    そんなこと誰も言ってない。

    つい先日、ラヌーバに面白い器具が届いた。
    その名も「空気床」と呼ばれるタンブリング用のレーン。
    タンブリングが出来るだけの長さのトラックが、なんと空気を送り込むだけで作れるのだ。
    しかも空気を抜いてたためば持ち運びもできる。

    ちなみにラヌーバにあるのはこれ。9mね。
    Air Floor PRO – tumbling bars training portable velcro – Tumbl Trak – Gymnastics, Cheerleading and Dance Equipment

    実はこの「空気床」は、既にシルクドソレイユのショーで使われている。
    そう、あのマイケル・ジャクソンイモータルで男子新体操の人々が使っていたやつだ。

    この映像はEllenという番組にマイケル・ジャクソンONEのアーティストが出演したもので、
    タンブリングをする床の部分に引いてあるのが「空気床」だ。

    これ、縄跳びの演技に使ったらスゴイ面白いと思うんだよね。

    跳ねる、跳ねる

    新体操の人々がバシバシ宙返りをしている空気床。
    程度の違いこそあれ、けっこうジャンプできる代物だ。

    自分も実際に上に乗って跳んでみたけど、4重とびぐらいは楽々出来る。
    その気になって練習すれば5重とびとかも連続で出来るんじゃないかな。
    MORIZOなら7重とびとか余裕でできる感じ。

    でも跳ねるからといって、ちゃんと普通の動きもできる。
    跳ねる代名詞のトランポリンだと、跳ねはするけどベットが柔らかすぎる。
    しかも本末転倒だけど、跳ねすぎる。
    ほどよい跳ねじゃないと空中でバランスを崩してい演技どころじゃない。

    跳ね返りがある分、かけあしとびとか変な感覚。
    でもちゃんと制御できれば普通の前とびも跳べて、2重とびも問題なし。
    気合いを入れれば3重、4重は楽々。

    なにより、空気床はタンブリング用の器具。
    そうアクロバットが非常に安全でやりやすい!!!

    宙返りが安全にイケる

    こんな表現すると誤解を招くかもだけど、宙返りはちょっと練習すればスグに回れる。
    もちろんちゃんと練習すればね。
    ロンダートからの宙返りとか、本当に楽々出来るのが面白い。
    他の前方宙返りやらバク転もやりやすいし、なにより床が断然柔らかいので安心感が違う。

    この床は元々体操競技とかチアリーディングのために開発されたようで、
    普段から練習場で体操のパネルが使えない人が怪我をしないように使うらしい。
    いくらマットが引いてあっても、ただの白マットだと限界があるからね。
    しかも跳ねないから上のレベルの技へなかなか練習を進められないし、
    通常の床以上に怪我に気をつける必要もある。

    縄跳びに関しては基本が体育館の床だけど、近頃の演技はアクロバットが満載。
    バク転や宙返りは当たり前で、トップ選手は捻ったり宙返り中に縄を操作したり。

    ここだったら、アクロバット技の怪我が随分と防げると思う。

    なわとびで広がる可能性

    こっからは個人的な妄想の話。
    空気床を縄跳びのアクトに取り入れたらどんなことが起こるかなぁって。

    ①アクロバットをもっと取り入れられる

    当然だけど、できるアクロバットのレベルは飛躍的に上がる。
    宙返りもガンガン入れられる。身体への負担が通常の床よりも断然少ない。

    縄跳び選手もだけど、他のアーティストのアクロバットを拝借することも可能だ。
    世界トップレベルの体操選手、空気床を使えば2回宙返りぐらいその場で出来る。
    しかし世界レベルの体操選手とはいえ硬い床じゃ厳しい、すぐに怪我をしていまう。

    この点、空気床を取り入れれば彼らの美しいアクロバットを存分に取り入れられる。

    ②技の制限が殆どゼロになる

    シルクドソレイユのショーに限って言えば、公演回数が多いから技が制御される。
    硬い床で宙返りをするのはもはや禁止事項に近い。
    縄跳びの技でもモノによっては週10回に耐え切れないという理由で変更になる。
    先に上げた項目でも上げたけど、アクロバット専門の人ですら週10回は過酷なのだ。

    そこで空気床を使えば、縄跳び技の制限は皆無になる。
    むしろ普通の床じゃ出来ないようなコンビネーションが繰り出せる。
    高いジャンプを理由した組技、なんての発想が湧きそうだね。

    ③着地が自由になる

    美しい男子新体操の演技。
    中でも一番シルクドソレイユの人間を驚かせたのは「伏臥着地」だった。
    ラヌーバがマイケル・ジャクソンを鑑賞に行った時も、悲鳴に近い歓声がアーティストから上がった。

    (※)伏臥着地:宙返りから直接うつ伏せで着地すること

    いきなり伏臥着地は出来ないと思うけど、可能性は広がる。
    足じゃない場所での着地、例えばお尻とか背中とか。
    トランポリンで言う「背打ち」での着地なんてのも可能になる。

    自由自在に跳ねまわる、しかも色んな姿勢で着地する人間を縄跳びが縦横無尽に通過する。
    考えただけでも楽しい!!

    まとめ

    縄跳び演技の演出として跳ねる床を使うのは面白いと思う。
    演技の範囲も広がるし、新しい発想も生まれそうな予感が満載。

    ただ最後に付け加えると、縄跳びがアクロバット祭りになる危険性はある。
    この演技に縄跳びいらなくね??と思われたらヤバイ。
    別に縄跳びを回してなくてもアクロバットだけやってればスゴイじゃん、って。

    身体と縄跳びとの関係性。
    この焦点を忘れずに新しい演技を模索したら、
    きっと面白いモノが生まれる。