月: 2018年10月

  • こじ開ける戦略。なわとびの街「名古屋」を目指した戦略と経過

    こじ開ける戦略。なわとびの街「名古屋」を目指した戦略と経過

    こんにちは!

    なわとびパフォーマーの粕尾将一(@macchan8130)です。

    2018年10月21日(日)に、日本なわとびアカデミーとして「第68回名古屋まつり」に参加しました。スポーツ文化功労として、三英傑やディズニーと同じパレードに参列。

    名古屋市で最も大きなお祭りに参加できたことは、名古屋をなわとびの町にする!のプロジェクトとしても非常に大きな意味があります。

    日本に帰国して3年、なぜここまでトントン拍子に見える躍進ができたのか。今回は裏でどのような苦労をしてきたかの一部を紹介しますね。

    [toc]

    日本なわとびアカデミーの掲げたプロジェクト

    2016年1月に帰国してスグに掲げたのが「名古屋を縄跳びの町にする!」のプロジェクトです。このプロジェクトの遂行のために3つのポイントを考えました。

    1. トップ選手を排出する
    2. なわとびの選手を100名育成する
    3. 名古屋の一般の人にも「なわとび」を知ってもらう

    これ、とくに順番が大切ですよ!

    上記の目標をもとに戦略的にアクションを起こしていきました。

    目的地点の設定と戦略

    トップ選手を排出する

    まず最初に手を付けたのがトップ選手の輩出でした。

    2016年に帰国した当初、縄跳び競技を知ってる人が皆無の状況でした。元シルクドソレイユの肩書で、粕尾将一が前面に出ても宣伝広告するのも考えました。でも、全面に出して行きたいのは粕尾将一じゃなくて「子ども」だったんですよ。

    粕尾将一の実績で売り出すこともできました。でもこれだけだと一時的な話題性なんですよ。シルクドソレイユの名前で売れるのも一周すれば終了です。でもなわとび競技の選手育成をし、トップ選手を排出し続ければ話題性を新たに提供し続けられると考えました。

    結果として子供の次に粕尾将一にもスポットが当たれば、相乗効果で売り出せると考えたのです。

    とはいえトップ選手を育成するなんて簡単なことじゃありません。どうやってトップ選手を育成して憧れの対象にするか?がこの戦略の要にもなっていますからね。いかにトップ選手を効果的に指導して育成してきたか?は別の記事でまとめていますので、こちらを参考にしてください。

    【関連記事】
    祝・スクール生が全日本大会優勝!子どもが自力成長できる、敢えて教えない指導法とは何か | なわとび1本で何でもできるのだ

    なわとび選手を100名育成する

    トップ選手の輩出にはある意味で少数精鋭の指導が必要です。でも少ない人数だけを育成しても広がりは限定的。そこで次なる一手は縄跳び選手100名育成です。

    なわとびは学校体育でやるため、興味がある小学生が多いんです。ここが他のマイナースポーツと大きな違いですね。すでに基礎が学校体育で育まれた状態のジュニア選手の卵が、日本中のどこにでもいるなんて夢のような状況です。

    これは名古屋でも同じこと。縄跳びを本格的に取り組みたい子どもたちを広く集め、彼らに縄跳び競技の楽しさを伝えていきます。

    この時に重要なのが上記の「トップ選手」の存在。

    粕尾将一に憧れる小学生も居ますが、そこは大人と子供。小学生にとってどこか遠くの世界に見えてしまいます。しかしこれが同年代の小学生トップ選手だと、より身近に感じられるんです。憧れの存在が身近にあるほど、人は影響されやすい。トップ選手は、縄跳びに興味がある子供たちにとっての憧れの存在になるのです。

    憧れの対象が1名から始まり、3名、5名、10名と増えていけば、影響を受ける子供たちが指数関数的に増えていく。このスパイラルにカチッとはまれば、あっという間に100名のんわとび選手を育成することができるのです。

    2018年10月現在はまだ100名には到達していません。しかし、すでに全国大会に望むレベルの選手が15名います。この勢いを失わせず、さらに拡大してけば100名は遠い夢ではないと考えています。

    名古屋の一般の人にも「なわとび」を知ってもらう

    トップ選手の活躍が子供たちの憧れになり、多くの子供たちがなわとび競技に取り組むようになる。すると行政やメディアが黙っていません。

    突如現れた珍しい「なわとび競技」のトップ選手集団はメディアにとって格好の話題提供です。行政としても我が街から世界レベルの選手が排出されているとなれば黙っていません。適切なアプローチをすればメディア・行政の両者と良好な関係を築くことができ、さらに影響力を高めることができます。

    この段階にきて、ついに一般の人々への認知が広がります。

    でも、ある日突然、勝手に取り上げてもらうのは無理です。こじ開けるんです。

    ニュース番組で頻繁に地域情報が放送されるのを見たことありますか?メディアは常に新しいネタを探しているんです。そこでこちらからメディア側に情報提供をし、取り上げてもらうように段取りする。実はタイミングにコツがあるんですが、積極的に情報を発信することが重要です。

    1つでもメディアに取り上げられれば一気に加速します。テレビや新聞って、他のテレビ局や紙面を読んでるものなんです。なので1つの番組で取り上げられたら、別のテレビ局の似た企画に取り上げてもらえる。さらに切り口を変えて別の番組に呼んでもらえる、といってスパイラルに入ります。

    メディアの露出が増えたところで、いよいよ行政。行政は内在的に露出が多く注目されている人を活用したいと考えてるんですよ。

    専門分野での実績はもとより、テレビ・新聞の出演実績を持って行政にアプローチしていくことで、見えなかった扉が開き向こう側に進むことができるのです。

    今後の戦略と軌道修正

    2018年に入り、急激に東海三県の主要なテレビやラジオへの出演が広がりました。これにより、名古屋の一般の人にも一定の影響力を得ることができました。

    つぎの目標地点は東海三県以外の地域です。

    「なわとびの街、名古屋」を内側から盛り上げるだけでなく、外部の認識の影響力を高めていく。なかの人だけが盛り上がっても外部が知らなければ存在しないのと同じです。東京・大阪の主要都市の人たちにどうやって届けるか、さらに近畿北陸・中国九州など、全国的に影響力を増していくにはどうすればいいか?

    この拡大方法こそが、次なる戦略の要になります。

    全国の人が名古屋といえば縄跳びが盛んな街だよね!!と認識してくれる日は、そう遠くありません。

  • 交差二重跳びのコツ:縄跳びの選び方から練習法までを解説

    交差二重跳びのコツ:縄跳びの選び方から練習法までを解説

    こんにちは!

    日本なわとびアカデミー代表の粕尾将一(@macchan8130)です。

    小学校で扱う縄跳びの技で交差二重は一番難しい技の一つです。地域によっては「つばめ」「リットル」「大車輪」などの呼び方もあります。

    この記事では交差二重跳びを初めて1回跳ぶための練習方法を紹介します。もしあなたのお子さんができたら学校のヒーローになれますよ!

    [toc]

    交差二重跳びに必要な準備

    まずは交差二重跳びをするための準備をしましょう。良い練習方法も、準備が不十分では効果が半減してしまいます。

    [aside type=”boader”]

    • 練習のための基礎を確認
    • 跳びやすい縄跳びを準備する
    • 失敗しにくい服装を選ぶ

    [/aside]

    二重跳びを練習する

    交差二重跳びをするには、二重跳びが必須です。まだ跳べない人は、二重跳びの練習から始めましょう。連続で50回も100回も跳べる必要はありませんが、5回程度は跳べる方がいいですね。

    二重跳びのコツも記事にまとめていますので、練習してみてください。

    二重跳びのコツ決定版!小学生10万人へ指導した練習法を公開 | なわとび1本で何でもできるのだ

    交差二重跳びがやりやすい縄跳びを選ぶ

    交差二重跳びは腕をクロスした状態でロープを早く回転させる必要があります。そのためクロスの状態で回しやうい縄跳びを選ぶようにしましょう。

    確認するのは下記の3点です。

    [box class=”green_box” title=”縄跳びを選ぶポイント]

    • 持ち手(グリップ)が長いか?
    • ロープは早く回転させやすいか?
    • ロープの材質は硬いか?

    [/box]

    持ち手(グリップ)が長いと、その分クロスをする時に楽になります。とくに成長期の小学生だと、少し長いモノを使うといいです。

    交差二重跳びは「二重跳び+交差」です。二重跳びを回すのと同じぐらい、ロープを早く回す必要があります。軽すぎる布製や、細すぎるロープは避けましょう。

    意外な盲点なのがロープの材質です。柔らかすぎるビニール製の縄跳びは、手の力が上手く伝わらずに回しにくいです。また交差の状態でロープがブレやすく、上達を妨げてしまいます。

    交差二重跳びやりやすい縄跳びの例

    自分がオススメしているのは日本なわとびアカデミー公認のフリースタイルロープです。もちろん上記の3つの条件を満たしていますし、全国大会や国際大会に出場する上手な選手が多数愛用しています。

     

     

    服装と靴を工夫する

    交差二重跳びは腕をクロスしたままで跳びます。前跳びに比べて縄跳びが動くスペースが狭くなるので、服にぶつかりやすいです。

    とくに冬場だと長ズボンで練習する人が多いですが、裾が広がっているタイプだとスグにロープが接触します。できればハーフパンツ、長ズボンでも裾が広がっていないモノを着用しましょう。

    靴も同じ理由で、ヒモがロープに接触しないように注意してください。

    交差二重跳び練習の流れ

    交差二重跳びの練習方法を順番に説明していきます。順番をとばさずに1つずつ練習していきましょう。

    交差跳びを早くとぶ

    交差跳びを10秒間で25回以上跳べるように練習します。

    慣れるまでは交差を早く跳ぶのも大変だと思います。でも、交差二重跳びをするには二重跳びと同じ早さで縄跳びを回す必要がるあります。

    コツは下記の3点です。

    [box class=”green_box” title=””]

    • 腕の交差を深く入れすぎない
    • 交差の腕をお腹にくっつける
    • 手首を上手に使ってまわす

    [/box]

    交差跳び3回から交差二重を1回をする

    交差二重跳びは交差跳び3回の助走から入ります。

    よく二重跳びから交差二重跳びに入ろうとする人がいますが、難しいのでヤメましょう。交差跳びで助走をつければ、そのままの勢いで二重跳びを回しやすくなるんです。

    はじめは1回だけでしゃがみ込んでもOKです。とにかく交差二重跳びを1回だけでも跳べれば、この練習は完了です。ただ、二重跳びがある程度できる人なら案外簡単にできますよ!

    交差二重からスグに交差跳びに戻る

    交差二重跳びが1回でも跳べたら、すぐに交差跳びに戻りましょう。

    はじめは交差跳びに戻るのも大変ですが回数を重ねると徐々に着地に余裕が出てきます。着地に余裕が出ると交差跳びに戻るのも楽になり、しゃがみ込まずに続けられるようになります。

    交差跳びと交差二重跳びを交互にしゃがみ込まずに跳べるようになれば、もう連続で跳べますよ!

    交差二重跳びの名称いろいろ

    交差二重跳びは地域によって名前が違い、実はとてもたくさんの種類の名前があります。

    [box class=”green_box” title=””]

    • つばめ
    • たか
    • リットル
    • 戦車
    • 大車輪

    [/box]

    知っているだけでも5種類もあります。

    あやとびの二重跳びのことを「はやぶさ」といいますが、おそらく学校の先生方が独自に付けた名前が全国各地に点在してるんです。なので共通した正式名称はなく、通称でたくさんの名前がついてしまったのでしょう。

    学校で知らない跳び方を見たら、半分以上の確率で交差二重跳びだと思ってください。

    まとめと参考書籍・紹介した縄跳び