なわとびコラム

子どもの個性を伸ばすためには「得意」の見方がポイントになる

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

これまで小学校訪問やなわとび教室でたくさんの子ども達と触れ合ってきました。

とくに今は名古屋なわとび教室で定期的に子ども達に教えているので、個々の子ども達の個性が見えるようになってきたんです。

年齢とか性別とか、ホント関係ありません。

ジックリ付き合うことで見えてくる個性は一人ずつ違ってて面白いんですよ。また個性と言っても一つの側面だけではありません。捉え方によってはマイナスになる面だってあります。

自分は子供達と触れ合うとき、個性の見方をとくに意識しています。

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個性の見方は一つじゃない

よく個性は「長所」と「短所」に簡単に振り分けられちゃうんですけど、そんな単純なものじゃない。環境や見方によってはどんな個性でも長所にも短所にもなり得るんです。

たとえば内気な性格の子どもが居たとします。人とコミュニケーションをとるのが苦手で、グループワークが苦手。でも実は一人でジックリ考えを進めるのが得意なだけで、周囲に考える時間を邪魔されて混乱してるだけかもしれない。

また反対にコミュニケーションをとるのが上手な子どもがいたとします。人といつでも打ち解けるのが得意なんですが、本当は人に合わせるのが得意なだけでアイディアをゼロから出すのが苦手なタイプかもしれない。

このように、一概に個性と言っても角度を変えると見方が変わってくるんですよね。

子どもの「得意」に注目する

個性は見方を変えれば長所にも短所にもなります。なので自分は「得意なこと」に注目するようにしているんです。

不思議と子どもって自分の得意なことに気づいてなかったりするんです。たとえば、

  1. 一人だけ先に終わって遊んでる
  2. 他の子が苦労してることをすんなりやっちゃう
  3. 別の子を無視して一人でやっている

これらは全て得意=強みの個性だと考えています。

一人だけ周りに関係なく遊んでいる子どもって、実は他の誰よりも早く課題を終えてしまってヒマなだけなんですよ。もっとできるのに課題がないから、ヒマを持て余して遊んでしまう。

もっとわかり易い例だと「動き」や「技」で他の子が簡単にできないことでも、すんなりクリアしてしまう子がいます。これままさに得意なことをやってる証拠ですね。

さらに周囲とのコミュニケーションを取らずにひたすら黙々と練習や課題に取り組んでるケースも同じ。課題に取り組むこと自体に喜びを覚えている、もしくは一つのことに集中する力が強いことを意味してる。

このように子どもの元々持っている強みの個性を意識的に見つけるように心がけているます。

強みの個性が周囲を引っ張る

強みの個性というのはちょっと得意、程度のものじゃありません。他の追随を許さないほど圧倒的にずば抜けていて、周囲が驚くようなことを平気な顔でやってしまうことなんです。

名古屋なわとび教室にも、

  • 動きを真似する能力
  • 物事を理解して落とし込む能力
  • コミュニケーション能力

このように、他の子どもと比べるとずば抜けた能力を発揮する子がいるんです。

彼らに求めるのは、自らの能力に気づいて周囲を引っ張ってもらうことなんですよ。強みの個性は本人が一番気づきにくいので、こちらからそっと促して得意分野を伸ばしてあげる。すると子供同士で「○○くんはコレが凄い!!」という共通認識が生まれるるんです。

お互いに苦手なことはあるし、強みの個性の反対に弱みの個性だってあります。

でも強みの方を引き伸ばしてあげれば、他の多少の弱みなんて関係なくなってしまいます。だって、仲間同士で補い合っちゃうんですから。

個性を伸ばすのに大切な視点

個性に善し悪しはありません。周囲が個性をどう評価するだけなんです。

自分は子供の個性を「強み」として評価したい。どんな個性であっても「強み」として発揮できる状況は絶対にありますから。

これは大人でも同じことですね。自身の個性を弱点と思うのか、強みと思うのかで、人生は随分と変わってきます。人と違うこと=悪いことのような刷り込みがあるからか、弱点と思ってる人が多いんですよ。

個性は周囲がどう評価するかで変わります。子ども同士でも大人からでも、これは同じこと。

せっかくなら「強み」として個性を伸ばしてあげたいものです。

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2016年10月16日