なわとびパフォーマーの仕事論

新しいことを始めたい人が考えたい、二種類の「ハードル」の違い

こんにちは!縄跳びパフォーマーのまっちゃん(@macchan8130)です。

実際にやってみないと分からないことって沢山あります。。どこまで行っても想像は想像の範囲を出ないからです。

なわとびスクールも、こんなに早く成績がついてくるとは思いませんでした。いざやってみたら子ども達が本気になってくれて、全日本大会でも上位入賞を果たしてくれました。

自分でも物事を始める行動力はある方だと自負していました。でもよく考えてみたら似たことを始めるのと、全くの未知領域を始めるのはぜんぜん違うと気づいたんです。

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なわとびスクールは経験があったから

縄のまっちゃんは、2006年から「まっちゃんのなわとび教室」を茨城県つくば市ではじめました。日本初の教室ということで苦労もありましたが、シルク・ドゥ・ソレイユに行く直前には100人を超える生徒を抱えるまでに。

この経験はとても大きかった。

帰国して名古屋でなわとびスクールを始めるにあたっても、つくば市のなわとび教室時代の資料を引っ張ってきました。場所こそ違えどやりたいコトは同じ。まっちゃんのなわとび教室の経験を下敷きにしたからこそ、新しく「名古屋なわとびスクール」を始めるのにも躊躇や不安が少なかったんです。

新しいことを始めるにも二種類ある

新しいことを始めるにも大きく二種類あると思うのです。1つは「既に似た経験がある」新しいこと。もう1つは「前例ない全くの未知領域」です。

言うまでもなく既に似た経験がある方が不安は少ない。ノウハウも流用できますし、過去の経験が自信になって一歩踏み出す勇気が出しやすい。

全くの未知領域だと話は違いますよね。

どこから手を付けて良いのかわからないので遠回りします。失敗もします。知ってる人なら1日でできることでも、数日も数週間も掛かかってしまったり。とにかく未知の領域は効率が悪いです。

それ、どっちの新しいこと?を自問したい

新しいことを始めてるつもりが、実際には過去の経験に偏ってませんか?なぜなら、まったくの知らないことをゼロから始めるのは大変な苦労。すると無意識に避けてしまうんですよ。

  • 新しい演技を創ったよ!!実は違う曲にしただけ、
  • 新しくスポーツ始めたよ!!実は違う団体で同じ種目、
  • 読書を始めたよ!!実は同じジャンルばかり、

いずれも新しいことをしているようで負荷が少ない。省エネで新しいことを始めてるんです。もちろんこれが悪いわけじゃありません。似たジャンルであっても始めるには変わりありませんし、やらないよりは絶対やったほうが良い。

でも、ときどき知らないジャンルを開拓するのはどうでしょうか。

予備知識ゼロから自分なりに模索していいくんですよ。必要なら調べたり聞いたりして情報を得て、時間とコストを掛けて開拓していくんです。やったことある人なら簡単なことにも、思いがけず苦労するものです。

経験済みを増やすと広がりが強くなる

By: @BK

1つのジャンルを必死に血肉にすれば、周辺のジャンルへの応用が効くようになります。この応用が効くというのはポイントで、相対的に新しいことを始めるハードルがドンドン下がっていくんです。

ブログをやったことある人なら、新しいブログをオープンさせるのも簡単です。法人登録をしたことがある人なら、公文書に抵抗がなく新事業を始められます。

反対に似たジャンルだけにずっと留まると、未知のジャンルへの免疫が低下しまいます。

新しいことを始めるのは良いでしょう。行動を起こしてみないとわからないことも沢山あります。でも一度立ち止まって考えてみてください。似たジャンルで広げることばかりになっていませんか?

ときには異ジャンルを開拓する「新しいこと」にも挑戦してみてくださいね。