会社としてのシルクドソレイユ

シルクドソレイユが新しい常設ショーを。小規模ステージの利点とは?

日本はオーヴォの東京公演開幕で盛り上がってる中、
シルクドソレイユが新しい常設ショーを開演予定というニュースが入ってきた。

シルクドソレイユの広報ページ
JOYA: New Show. Riviera Maya, Mexico | Cirque du Soleil
Cirque du Soleil and Grupo Vidanta Partner to Introduce an Unprecedented Intimate Dinner and Spectacle in Riviera Maya

それ以外のニュース
Cirque du Soleil and Grupo Vidanta Partner to Introduce an Unprecedented Intimate Dinner and Spectacle in Riviera Maya | news.sys-con.com
Mexico: Cirque du Soleil dinner theater to land at Riviera Maya – LA Times

最近は不景気は話が続いただけに、何かと注目を浴びそうだ。

どんな雰囲気なんだろうか?

新しいショーがオープンするのは「メキシコ」。
2014年2月現在、常設は「ラスベガス」「オーランド」の2箇所にしか無い。
過去には日本の「ZED」やロサンゼルスの「IRIS」などもあったが、紆余曲折あって今の状態になっている。

正直な話、しばらくは新しい常設はできないのでは?と思っていた。
なにしろ今までシルクドソレイユも常設ショーで苦い思いをしてきたはずだから。

TOTEM、AMALUNA、新作のKURIOSなど、ツアーショーの創作が続いたけど、
ここに来て新しいショーが常設ってのは、少し意外だった。

この新作ショーはいわゆる「ディナーショー」みたいな感じらしい。
客席も600席と、過去のショーの中で一番少ないと思う。
(※)正確な数字はわからないけど、1000席ちょっとのZumanityが一番少なかったはず

具体的なショーの内容はまだ公開されていないけど、
11月のオープンを目指してすでにシアターの工事は開始しているとか。

小規模であることのメリット

いままでの常設といえば、ラスベガスのホテルにある大規模な舞台装置が売りだった。
なかでも有名な「KA」の舞台装置はシルクドソレイユの中でも最大で、
もはやサーカスの域を超えているとすら思わせる。

ところが今回の新作常設ショーは、これらの風潮と逆行する。
ツアーショーよりも小さい規模での常設なのだ。
(※)一般的にツアーショーのキャパは2000ちょっと

まぁ客席数だけで言えばラヌーバも1600ちょっとだから少ないけどね。

ここからは勝手な想像。

小規模のシアターの強みって「臨場感」だと思う。
規模が大きくなれば迫力のある演技を見ることができるけど、一方でアーティストと観客席の距離が離れてしまう。
アリーナショーなんかは5000人とか10,000人とかのキャパがあるため、
アクトによってはアーティストの動きがやや遠く見えてしまう弱点があるのだ。

この点、小規模になれば目の前でアーティストが演じてる臨場感が高まる。
ある意味ストリートに近いかもね。
こう考えると、今までのステージでは難しかった小さく見えてしまう演技も取り入れられる可能性があると思う。

たとえばジャグリング。
中には大きなシアターで観客を湧かせる人もいるけど、
「コンタクトジャグリング」とか「ヨーヨー」とか、
道具の特性上これまでショーでは取り入れにくかった演技も、積極的に取り入れられる。

たぶん縄跳びも小さく見えてしまう演技の部類かな。
とくにソロの単縄は広いシアターよりも、小さめのハコの方が盛り上がると思う。

まとめ


(※)写真と新作ショーは関係ありません

個人的に、新作ショーには至近距離でやる演目をたくさん取り入れてほしい。
ジャグリングとか、ダンスとか、縄跳びとか(笑)

やっぱり目の前で演技してるのって、迫力あるよ。
トランポリンとか空中ブランコもいいけど、
こうした人間がより間近に見える演目って新しいと思う。

開演予定が11月だから、詳細は10月頃になれば出てくるかな。

できれば見に行きたいな。
メキシコって行ったこと無いけど。。。