なわとびのコツ

めざせ二重跳び100回!連続でたくさん跳びたい人向け練習のコツ

こんにちは!

日本なわとびアカデミー代表の粕尾将一(@macchan8130)です。

二重跳びは連続でとべるとカッコいいですよね。10回、20回、100回ととべるようになれば、学校でも日ヒーローになれます。

この記事は、二重跳びのコツ決定版!小学生10万人へ指導した練習法を公開の続きとして、連続で二重跳びをたくさん跳びたい人向けの練習方法を紹介します。

この記事のとおりに地道に練習すれば、あなたも二重跳びが100回跳べるようになりますよ!

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二重跳びを持続するのに必要なモノ

まずは二重跳びを連続でやるための準備をしましょう。

なお、この記事は二重跳びが3回以上跳べる人向けなので、まだ二重跳びが3回できない人は二重跳びのコツ決定版!小学生10万人へ指導した練習法を公開を参考にしてください。

疲れにくい縄跳びを選ぶ

二重跳びの連続には持久力が必要です。ざっくりと100回跳ぶには1分間連続で跳び続ける必要があります。そこで、より疲れにくい縄跳びを選ぶのが連続をとぶコツです。

疲れにくい縄跳びのポイントは大きく「細くてまわしやすい」「短い持ち手」の2つです。

二重跳びは素早くロープを回転させるので、腕に疲れがたまります。少しでも細くて空気抵抗の少ない縄跳びを選ぶと、疲れずに回し続けることができます。

 

 

ただ、ビニール製の縄跳びはある程度の太さがあるので10回~30回なら大丈夫ですが、70回以上で体力がシンドくなると違いが出てきます。

もしあなたが50回以上跳べるなら、ワイヤーロープがオススメですね。ロープがワイヤーで、回転効率がずば抜けて良いです。またグリップが短いのでブレも少なく、100回以上とんでも疲れません。

ちなみに粕尾将一も世界大会の3重跳び種目でワイヤーロープを使い、247回跳びました。

 

ロープの長さの調整

ロープの長さは非常に重要です。二重跳びの持久では後半体力勝負になるため、疲れずにミスしにくい長さに調整する必要があります。しかしこれ、相反するんですよ。

  • ロープが短い → まわしやすく疲れにくい、ミスしやすい
  • ロープが長い → まわしにくく疲れやすい、ミスしにくい

短くすれば疲れにくいけど、失敗しやすい。でも長いと疲れる。この微妙な長さを調整するするのが、二重跳びをたくさん跳ぶには必要です。

上手な人はできるだけ短く調整していますね。そして短い縄跳びでも引っかからないように練習をしていました。

靴と服装にこだわる

細かいことですが、靴と服装も大切です。

靴はあまり大きすぎず、軽量のものがオススメです。陸上競技で使われるランニングシューズのが良いですね。小学校で使われる「上履き」は、底が薄くて足に悪いためヤメましょう。

二重跳びを跳ぶときの服装も大切です。ロープが服に触れない半袖・半ズボンがベストですね。冬場の練習だと長袖・長ズボンでやる人が多いですが、あまり良くないです。

長ズボンは裾の部分でロープが接触してミスの原因になります。また長袖は時間と共に腕にかぶり、まわすじゃまになってしまいます。

縄跳びの練習で注意したい服装のポイントを記事でまとめていますので、こちらも参考にしてください。

二重跳びの回数を増やす練習

ここからは二重跳びを連続で長く跳ぶための練習です。焦らず少しずつ回数を増やしていきましょう。

無駄のないフォームを追求する

二重跳びを長い時間を跳ぶには、疲れないきれいなフォームが必要です。ここで気をつけたいのが、脇を締めるのは間違いだということです。

下記の写真を見てもらうと分かるんですが、脇は身体に接してないんです。脇を締める!と意識しすぎると変な力がはいるので、むしろ逆効果なんです。

正面からは脇を締めてるように見える
実際には腕が曲がり、脇は身体に接していない

二重跳びの上手なフォームのポイントは下記の3つです。

二重跳びの上手なフォーム
  • 目線を固定する
  • 力を抜いてラクに回す
  • 常にロープを地面につける

この中に腕や脇のことは入っていません。意識して脇を締めなくても自然と閉まっていくからです。

大切なのは常にロープを地面に接触させること。ロープを短くすると地面から浮かんでしまい、ミスの原因になるからです。さらに地面にロープを付ける意識をすることで、腕のフォームが自然と良い形に修正されていきます。

見た目でフォームを修正するのではなく、ロープの長さと目線でフォームを微調整していく。こうすることで、無理なくきれいなフォームを習得できるのです。

失敗のしにくいロープの回し方

二重跳びが50回を超えてくると、全身が疲れます。とくに慣れないうちは、縄跳びを回す腕に負担が大きくなります。

長時間でも疲れずロープの回すには、グリップを握りすぎずに小指を意識しましょう。

ロープを素早く回す二重跳びだと、力が入ってグリップを握りしめていまう人がいます。無駄な握力を使えば二重跳び持久の後半で腕が回らなくなってしまうんです。

ギリギリ縄跳びを落とさない、リラックスした状態で縄跳びをまわしましょう。このとき小指を意識して縄跳びを握ると良いです。小指は道具を握るスポーツ全般で重要とされていて、五本の指で一番モノを握り続ける力があるのです。

気持ちの作り方とマインドセット

二重跳び持久で100階を目指すには、気持ち作りが必要になります。

10回や20回なら勢いでいけますが、100回となると1分間は跳び続ける必要があります。1分は短く感じますが、実際に跳ぶと途方もなく長く感じられます。

長時間二重跳びを跳び続けるには、目標回数を三分割して気持ちをリセットしていきます。たとえば100回が目標だとしたら、

1~30回 ⇒ ここで引っかからる訳にはいかない
30~60回 ⇒ 欲を出さず、平常心
60~90回 ⇒ もう一度1回目から数え始めるようなイメージで。

体力勝負で限界が近いとき ⇒ あと10回!あと10回を繰り返して、ギリギリまで粘る

二重跳びの持久で一番ミスが多いのは、前半の体力あ余ってるときです。まだまだイケると思って油断し、最高記録の半分も行かないうちに失敗してしまうのです。

まずは目標回数の半分は意地でも跳びきります。後半戦になったら意識を変化させ、もう一度ゼロから跳んでいるように跳び続けるんです。

この方法で粕尾将一は三重跳びの記憶が飛躍的に伸び、100回から一気に200回、さらに250回まで伸ばす事ができました。

まとめと紹介した縄跳び

二重跳びが100回とべたら学校でヒーローです。全国の小学校に訪問しても、100回とべる小学生は数えるほどしかいません。

小学生だけでなく、大人になってからも記録は伸ばせます。知人の男性は30代後半から二重跳びを始め、最初は20回足らずから150回、200回と回数を伸ばしていったそうです。

ぜひこの記事を参考にして、二重跳びの記録を伸ばしてください。