縄跳びパフォーマーのまっちゃん(粕尾将一)は、子どもを対象にした講演・出張指導・パフォーマンスを行っています。
この活動は縄跳びを通じ「運動嫌いを減らす」「夢を見つける大切さを伝える」を理念に掲げ、全国の学校を訪問しています。
縄跳びが運動嫌いを作る温床になりうる
縄跳びはロープ1本でできる手軽さゆえに、全国の学校の体育で取り入れられています。
その一方で「大縄に入れないで恥ずかしい思いをした」「カードの技が埋まらずに怒られて嫌になった」など、縄跳びが運動嫌いを生み出し、助長している側面を認めざるを得ません。
縄のまっちゃん(粕尾将一)も運動に子供時代に苦手意識を持っていました。体育授業で扱う集団競技でうまくできず、周囲から批判された経験がトラウマになっていたのです。
運動嫌いだった自分を変えたのが「多様性」と「コミュニケーション」でした。個人での縄跳びへの取り組みで自信を持ち、周囲とのコミュニケーションが変わり、「これなら自分が輝ける!」と運動に対するネガティブな感情が払拭されたのです。
運動の嫌いの子どもに手を差し伸べたい
幼少時代の経験から、子ども達に「運動の楽しみ方」を伝えることの大切さを痛感しました。スポーツは扱い方次第で「運動好き」と「運動嫌い」と全く違う結果を生み出します。
つまり運動の楽しみ方を伝えることが運動嫌いを減らすために重要だと考えました。
縄のまっちゃん(粕尾将一)の行うなわとび教室は、
- 「二重跳び」などの技にこだわらない
→Technic Free(テクニック・フリー) - 表現教育を活用したコミュニケーションを重視
→Free Communication(自由な交流) - 課題を押し付けない
→Task Free(多様性)
の3つと課題提案による楽しさの誘発を基盤に据えています。
なわとび1本で切り開いた人生
2002年になわとび競技に出会い、その後なわとび1本で人生を切り開いてきました。
競技選手として国際大会に出場、筑波大学体育専門学への一芸入試合格、シルク・ドゥ・ソレイユとの専属契約での常設公演「La Nouba」出演など、すべてのキャリアにおいて「なわとび1本」が通底しています。
しかし、当然柄なわとび1本の人生は決して穏やかなものではありませんでした。
- 選手最盛期の20才で膝靭帯断裂の大怪我を負ったこと、
- 最後まで世界チャンピオンになれなかったこと、
- シルク・ドゥ・ソレイユを「リストラ」されたこと、
これまでのなわとび人生の経験を通じ「夢を見つける大切さ」や「夢を叶える人生の栄光と挫折」を子ども達に伝えたいと考えます。
好きを仕事にするのは楽しいことばかりではありません。子ども達一人一人の胸に、このリアリティを届けたいのです。
スポンサードによる訪問の実施
学校訪問をできるだけ実現させたい思いとは裏腹に、予算的な事情により訪問がかなわない現実があります。大人の事情で子どもの機会を選択してしまうのは非常にやるせなく、どうにかしたいと願っておりました。
こうした現実を打破してくれたのがノマド的節約術様のサポートでした。年間スポンサーとして縄のまっちゃんの学校訪問の活動をサポートしていただき、教育関連機関への訪問は通常価格よりも大幅な割引が実現しました。
目安としての費用は提示しておりますが、ご予算に合わせ、可能な限り訪問を実現させるよう努力をしております。
「一人でも多くの子どもに会いに行きたい」
上記理念をもとにこれからも全国の学校へ訪問を続けていきます。